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 このページは、大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学」におけるリサーチ・フォーカス「横断するポピュラー・カルチャー」研究プロジェクトの活動と、文学研究科「国際現代文化研究ハブ」に関する情報をお知らせします。

セミナー 「JUNE小説を書く女性たち ~「中島梓の小説道場」の時代」

グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
「コンフリクトの人文学」セミナー 第75回
(第2回やおい/BLシンポジウム)

「JUNE小説を書く女性たち ~「中島梓の小説道場」の時代」

日時:2011年10月2日(日)14時30分~17時30分

会場:大阪大学豊中キャンパス(阪急石橋駅・大阪モノレール柴原駅)
大学教育実践センター研究棟Ⅰ 2階
ステューデント・コモンズ セミナー室1
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/accessmap.html
http://www.cep.osaka-u.ac.jp/files/studentcommons_intro/studentcommonsmap.png
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka.html(10番)

参加ご希望の方は、氏名・職業・年齢・連絡先(メールアドレス)を明記の上、9月18日(日)までに、下記までメールでお申し込みください。申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
申し込み先:yaoibl.symposium(アットマーク)gmail.com

登壇者:
野村史子(文筆業)/中野冬美(カウンセラー/女性のための街かど相談室 ここ・からサロン共同代表)
佐川俊彦(京都精華大学准教授・元『JUNE』編集長)
石田美紀(新潟大学大学院准教授)
西原麻里(同志社大学嘱託講師)

質問者:冨山一郎(大阪大学大学院教授)
司会:東 園子(大阪大学大学院助教)

女性に抑圧的な社会で生きていくうえで、女性たちにとって創作活動はどのような意味を持ちうるのでしょうか?このシンポジウムでは、1980年代に雑誌『JUNE』に連載された「中島梓の小説道場」をとおして、この問題について考えます。

「中島梓の小説道場」は、現在「ボーイズラブ(BL)」や「やおい」と呼ばれている、女性向けに男同士の恋愛的な関係を描いた小説の始祖とも言われる栗本薫=中島梓が、読者から投稿された小説を批評するコーナーで、江森備、尾鮭あさみ、石原郁子、秋月こお、鹿住槇、須和雪里、佐々木禎子、柏枝真郷、榎田尤利ら人気BL作家を輩出しました。

しかし、中島梓の目的はプロ作家の養成ではなく、投稿者の自己表現の手助けをすることでした。多くの女性たちの創作活動を支えたこの「小説道場」は、一体どのような場だったのでしょうか?

本シンポジウムでは、ウーマン・リブの活動を行うかたわら、「小説道場」に投稿して単行本デビューを果たし、「テイク・ラブ」等で読者の熱い支持を受けた野村史子/中野冬美さん、『JUNE』編集長として「小説道場」の「門番頭」を務めた佐川俊彦さん、『密やかな教育』で中島梓の論考を書かれた石田美紀さん、BLジャンルの歴史的研究をされている西原麻里さんをお招きし、女性たちが「小説道場」に託していたものは何かを考えます。

主催:大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
共催:大阪腐女子研究会

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