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 このページは、大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学」におけるリサーチ・フォーカス「横断するポピュラー・カルチャー」研究プロジェクトの活動と、文学研究科「国際現代文化研究ハブ」に関する情報をお知らせします。

セミナー アフガニスタンで平和を創るということ

グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
「コンフリクトの人文学」セミナー 第78回

アフガニスタンで平和を創るということ

講師:マラライ・ジョヤさん

日時:2011年10月28日(金) 16:20 ~ 19:00
会場:大阪大学(豊中キャンパス)大学教育実践センター研究棟Ⅰ
2階 スチューデント・コモズンズ・セミナー室(1) Ⅰ (参加無料、通訳あり)

■要旨:
今年で9・11後のアメリカによるアフガン攻撃から10年が経ちました。戦死者の数も増え、ますます泥沼化し、混迷を深めるアフガニスタンです。今回のセミナーでは、タリバン政権下で女子学校や病院の創設に携わるなど、地道な活動をつづけてこられたマラライ・ジョヤさんをお招きします。ジョヤさんは、2005年の国会議員選挙で幅広い信頼を得て当選し、国会の場で同僚議員の戦争犯罪を告発したため、国会を追放され、命を狙われるなどの憂き目に遭いましたが、そうした脅威に屈せずアフガニスタンが置かれている過酷な社会状況を世界に発信し続けてきました。今回のセミナーでは、メディアでは決して報道されることのないアフガニスタンの現状、紛争の只中を生きる人々の日常や想い、抵抗する人々の実践活動などについてお話していただきます。

■講師紹介:
人権活動家。1978年アフガニスタン西部ファラー州で生まれる。4歳の時家族とともにイラン、パキスタンに難民として避難。RAWAの学校で学ぶ。10代後半、難民キャンプの識字教室で難民女性たちを教える。1998年帰国し、タリバン政権下で教育を禁じられていた女性たちのために地下教育に携わる。2003年の憲法制定会議で軍閥政治家を戦争犯罪者と糾弾し、BBCニュースが『もっとも勇気あるアフガン女性』と評したことで一躍有名に。2005年第1回総選挙で最年少国会議員に当選。しかし軍閥政治家を戦争犯罪者として裁くよう要求し続け、議員資格を剥奪される。暗殺の危険にさらされながらも、アフガニスタンの自由と真の民主主義を求め、とりわけ世界でワースト1と言われる女性の人権のために、占領・軍閥・原理主義という3つの敵と闘っている。光州人権賞を始めさまざまな人権・平和賞を受賞。2011年ガーディアン紙の「世界のトップ女性活動家100人」に選ばれる。

■ 主催:
グローバルCOEプラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」
「横断するポピュラーカルチャー」研究プロジェクト
企画協力 「RAWAと連帯する会」http://rawajp.org/

■アクセス:
大阪大学(豊中キャンパス)
阪急宝塚線「石橋駅」下車、東へ徒歩約15分。
大阪モノレール「柴原駅」、下車 徒歩約15分。
会場の詳しい場所については、下のサイトを参照ください。
http://www.cep.osaka-u.ac.jp/about_center/stucomintor

■お問い合わせ先:
大阪大学大学院人間科学研究科内 グローバルCOE事務局
TEL:06-6879-4046
e-mail: gcoejimuアットマークhus.osaka-u.ac.jp

※添付書類、およびグローバルCOEウェブページhttp://gcoe.hus.osaka-u.ac.jp/index.htmllに
にもチラシがありますので、ご利用ください。